• ウリハムシの駆除にはペットボトル!
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ウリハムシは、ウリ科の植物の葉を食べるとされる甲虫です。

特に、沖縄に住んでいるウリハムシの個体については腹部の色は黒で、全体はオレンジ色をしています。

見た目にテントウムシとも見える気がします。

 

しかし、ウリハムシの身体は楕円形をしており、警戒すると脚を縮め、転がり落ちるという性質を持っています。

 

葉を食べ尽くしてしまう為、農作物が育ちません。駆除せずに放っておくと、あっという間に個体数が増えてしまうのです。

 

ここでは、ウリハムシの駆除を行う最適な方法についてご紹介したいと思います。

ウリハムシに食べられた葉はどんな状態に?

 

ウリハムシが食べた葉は、円形に穴がぽっかりと開いていたり、一気にウリ科の作物が枯れてしまう、また、葉っぱに黄色から茶色の6mmほどの虫が目につきます。

その姿を見かけた場合はすでにウリハムシがウリ科の植物を食い荒らしている証拠でもあることから、すぐに駆除を行わなければなりません。

 

ウリハムシとは何?

ウリハムシとは甲虫の一種となり、様々な作物の葉や根を食べて成長する虫で、野菜を栽培している農園の方にとっては頭を悩ませるほどの厄介な害虫として知られています。

 

特に、ウリ科の植物であるキュウリやカボチャ、スイカといった作物を食害する為、収穫に大きな影響を与えるとしています。

 

ウリハムシはアブラムシと比較してもとても大きい個体であること、また、身体に色がついていることから、すぐに目につきます。

 

ウリハムシの特徴とその生態

ウリハムシは、色んな野菜の葉を食害する厄介な害虫として捉えられています。

 

ウリ科の野菜を食べる黄色い翅を持つウリハムシと、黒い翅を持つクロウリハブシ、アブラナ科の野菜を食べるキスジノミハムシについては、一般的な家庭菜園においても見かける虫として知られています。

 

また、ウリハムシは、体長が2〜10mmほどの大きさをしています。

 

ウリハムシの幼虫は野菜の根の部分を食害することから、どうしてもその野菜の株が痩せ細り、生育不良に陥ってしまい、最終的には枯渇してしまう恐れがあるほど厄介な害虫なのです。

 

ウリハムシはいつ発生する?繁殖時期は?

ウリハムシは春先の4月頃に産卵をし、6月以降、幼虫が孵化し、夏前になると成虫が現れ、そこで再び産卵すると言ったようなサイクルを繰り返すことにより、個体数を増やしています。

 

そして、幼虫であれ成虫であれ、ウリ科の作物の葉を食べ、食害を繰り返します。

 

また、株元に産卵し、幼虫が生まれその幼虫も株元を食害するといったように、かなりの被害が生じてしまいます。

 

あまりにも被害が進行してしまうと、その作物はもう成長できなくなってしまい、収穫にまで至らないというケースになり、枯れてしまうという結果を招いてしまいます。

 

ウリハムシが発生する原因

ウリハムシは自身の畑で一生懸命害虫駆除対策を施しても、隣接する他の畑でウリハムシが増殖していれば、そのウリハムシが飛来する為、結局は防除できず、ウリハムシの被害を予防しきれないのが現実です。

 

ウリハムシを予防する方法

ウリハムシは成虫のみならず幼虫までもが食害を起こす為、その被害は莫大となってしまいます。

 

その為、ウリ科の植物を育てる際は、ある程度工夫を凝らしておかなければなりません。

 

黄色い粘着シートを使用する

ウリハムシは黄色の色を好む為、苗の近くに黄色い粘着シートがあると、それがトラップとなって予防効果を発揮します。

 

そして、黄色の色でウリハムシを寄せ付けておきながらも、その粘着シートの粘着力を利用して捕獲します。

 

銀テープを使用する

ウリハムシは銀色など、キラキラと光る色を嫌う傾向にあります。

 

その為、アルミホイルなどをわざと使用することで、ウリハムシを寄せ付けない効果があると言われているのです。

 

枯葉や落ち葉は綺麗に清掃すること

ウリハムシは、枯葉があることでその裏を利用して越冬すると言われています。

 

その為、枯葉や落ち葉が散乱しているような環境は正直ウリハムシの恰好の場としてたくさん増えてしまうことになる為、ある程度綺麗な畑の状態にしておくことが大切です。

 

コンパニオンプランツとしてネギを育てる

ウリハムシは実はネギの香りを嫌っていると言われています。

 

その為、ウリ科の作物を栽培されている方は、その横でわざとネギ類を栽培しているという方が多いです。

 

実際に、ネギのニオイが苦手なウリハムシは、そこにあるウリ科の植物にはあまり近寄ってこない傾向にあるようです。

 

このようなことから、ウリハムシを退治するためには、何らかの薬剤を使用するのかと思っていました。

 

しかしながら薬剤などを使用しなくても、コンパニオンプランツとしてネギを一緒に栽培することで簡単にウリハムシを寄せ付けない状態にすることができるという訳です。

 

やむを得ない場合は薬剤を使用する

ウリハムシの駆除を試みたものの、どれもうまくいかず、やはりウリ科の植物を全滅させてしまうといった事態となることもあるでしょう。

 

それに、ウリハムシは年に2〜3回と産卵を繰り返す為、あっという間にウリハムシが大量発生してしまいます。

 

そうなると、畑や雑草のあるところからどんどんウリハムシが飛来してきます。

 

家庭菜園もウリハムシで大きな被害に?

https://www.youtube.com/watch?v=c4dgxgi9WvA

マンションのベランダで家庭菜園を行っている場合でも、ここにウリハムシが飛来してきます。その為、特に夏場は注意して葉の食害に目を光らせておく必要があります。

 

もしもそのような状態となったら、最終手段としては薬剤の使用を検討しましょう。

 

その際、薬剤散布の量、また、その頻度をきちんと守って使用することが大切です。

 

食べ物を育てていることから、やはり薬剤の使用についてかなり不安に感じている方も多いと思います。

 

しかし、容量と用法をきちんと守っていれば人体へ悪影響を及ぼしません。

 

ウリハムシが大量発生してどうにもならないという事態を避けるためにも、早いうちから薬剤を使用することを検討してみることも大切だと言えます。

 

ウリハムシを放っておくと野菜はどうなる?

ウリハムシの被害

ウリハムシは成虫であれ幼虫であれ、いずれにしても植物を食い荒らし被害を拡大させます。

 

実際のところ、成虫は個体も大きいことからすぐに発見することができます。

 

しかし、幼虫ともなると地下に潜っていることもある為、発見は困難をきたします。

 

しかし、成虫がいるということは、土の中にはすでに幼虫が寄生していると思って対策を講じなければなりません。

 

ウリハムシは土の中に卵を産む為、その被害はかなり大きく出てしまうことになります。

 

ウリハムシの駆除にはペットボトルが有効?

ウリハムシは逃げ回る際に転げまわる性質を利用すると、ペットボトルを利用すると大量に捕獲&駆除することができます。

 

ペットボトルの容器の頭部となる部分を切り、下側のペットボトルに逆さまにはめ込んでください。

ぴったりとペットボトルが合わさらない場合は隙間ができてしまっているので、ビニールテープなどを利用して隙間をしっかりと埋めてください。

 

そこにウリハムシがとまれば、必然的に滑り落ちる仕組みとなっている為、ウリハムシは驚いて転げまわり、ペットボトルの傾斜を滑るようにしてペットボトルの中に吸い込まれていきます。

 

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これで簡単に駆除することができます。

 

ペットボトルでウリハムシを駆除する

 

まとめ

いかがでしたか?ウリハムシの駆除にはペットボトルが有効!また、薬剤なしでウリハムシを駆除する方法としてコンパニオンプランツによるネギの栽培についてご紹介しました。

ウリハムシはウリ科の植物を食害するとても厄介な害虫として知られています。これから春〜夏にかけても大量発生することが考えられます。

一旦成虫を見かけると、莫大な個体数のウリハムシが生息していることになる為、見つけた場合でも、駆除に目途が立たないほどの被害である場合は、早々に薬剤を使用することも検討するようにしまそう。

 

一言で薬剤と言っても、人体に悪影響を及ぼすようなものでないことから、思い切って使用されることをオススメします。

 

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