• 読書感想文でのかぎかっこの使い方!
  • カギカッコを使うタイミング?選

読書感想文を書く時、かぎかっこを使うことは誰にでもありますよね?

それに、かぎかっこはいつどんなタイミングで使用すれば良いかご存知ですか?

また、読書感想文を書く時は、かぎかっこだけではなく、マスのあけ方や句読点の使い方。

 

そして、接続詞や段落のルールといったものを、自分の名前の書き方まで、様々なルールを知った上で書かなければなりません。

 

そこで、ここでは、読書感想文でのかぎかっこの使用方法やかぎかっこを使用するタイミングについてご紹介したいと思います。

読書感想文でのかぎかっこの使い方・改行は?

読書感想文 かぎかっこ 使い方

読書感想文を書く時、その本の中にそのまま記載されている文章を引用することもありますよね?

 

読書感想文を書く際、文章中の内容をそのまま引用する際は2点について注意が必要です。

 

読書感想文では引用はできるだけ控える

読書感想文を書く際、中に書く内容を本からそのまま引用してきたいという場合もあります。

 

しかし、全体の中で明らかに引用してくる部分が多い場合は、読書感想文としてあまり良い印象は持たれないことが多いです。

 

実際のところ、読書感想文というのは、あなた自身がその本を読んでどんな風に感じたか。

 

また、どのような考え方になったのかなど、自分のオリジナル文章として仕上げなければなりません。

 

引用するということはあくまで他で誰かが書いた文章をそっくりそのまま借りてくると言った表現となることから、あなたが各読書感想文の大半を引用で埋め尽くしてしまうことになるのです。

 

このようなことになっては、明らかに自分が書いた読書感想文という内容ではなくなってしまいます。

 

それに、半分以上が引用であれば、あなたが読書感想文を書く意味がありません。

 

引用するなら分かりやすく書く

もしも引用部分を持ってくるのであれば、文章の冒頭がどこから始まり最後はどこまでの文章が引用文として記載すべきであるかを分かりやすくさせておかなければなりません。

 

これが自分が一生懸命試行錯誤考えたオリジナルの文章として構成されたものなのか、果たして他の誰かが同じ本を読み、その人が書いた文章を改めて崩したりまとめることによって引用ではないというよう工夫を凝らしています。

 

このようなことからもしも、他の文章から引用してくるという場合は、読書感想文を書く中で、そのほとんどを引用する場面としないこと。

 

また、引用するなら分かりやすく書くという2点について注意してください。

 

読書感想文の中でかぎかっこはどう使えば良いか?

読書感想文 かぎかっこ 使い方

読書感想文を書く際、引用を書く時に使用するかぎかっこの使い方についてご紹介します。

 

主人公のセリフを引用する

例えば、私は主人公である〇〇が言った「これだから私は脱サラしたんだ」などという言葉に直接使用することになります。

 

この時、登場人物が言った言葉を引用する際は、改行は行わずに文章内に直接「」を使用して書くようにしてください。

 

また、引用したい文章の中にすでに「」が含まれているという場合は、私は主人公が「隣のクラスにいる〇〇さんが『〇〇君のことを好きだ』って言ってるのを聞いたよ」などといったように使用します。

 

この時、引用したいと思う文章に「」が含まれているという場合は『』を使用しましょう。

 

「」については引用文の始まりと終わりに使用し『』は引用文の中で「」と同じ役割を果たしています。

 

このようなことからわかるように、引用文の中で「」を使用したい時は『』を使用するようにしてください。

 

かぎかっこは正しく使用する

かぎかっこは、「」や『』を指します。しかし、基本的に読書感想文を書く際に使用する()「」『』の3種類しか使うことはありません。

 

かっこの中でも『』については、登場人物のセリフなどを引用する際に「」を使用し、その引用の中に更なる引用箇所がある場合は『』の使用をおすすめします。

 

例えば、「あの人は私に『こんにちは』とあいさつをしてくれました」といったような使い方をします。

 

「」と『』の使用を逆としていることが稀にありますが、この使い方としては誤りとなってしまいます。

 

読書感想文で引用文が長文になる時は?

読書感想文を書く中で、どうしても引用したい文章があっても、思っていた以上に長いために、何度も改行しなくてはならないという場合は、どこまで引用文となっているのかが分からないという事態になります。

 

また、引用する文章中に引用文を入れるとどこまでが引用となるかが分かりにくいのは致し方ありません。

 

だからこそ、引用したい文がどうしても長文となる場合は以下の2種類の方法で書くようにしてください。

 

私がこの本を読んだ時に思ったことは、

「吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。この書生というのは時々我々を捕えて煮て食うという話である。しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。」

という文に、どうしてだろう?という疑問を感じました。

 

お話の内容がどう考えても人間ではなく猫だったことに驚いたからです。

 

この時、引用部分を書く時にすでに改行を行い、引用文の文頭と文末に「」を使用したことで、どこからどこまでが引用文であるかが明確であったことが上手なかぎかっこの使い方であると言えます。

 

私が初めてこの本を読んだ時に思ったことは、

 

吾輩は猫で。

どこで生まれたかと言うと。

〜とも思わなかった。

 

などといったような部分が、主人公は人間ではなく猫であったことに驚いたからです。

 

引用部分で改行を行い、それにより文頭や文末に「」を使用せず、文の途中で改行が入る場合は、原稿用紙の1マス目は必ずあけて、2マス目から書くようにしてください。

 

このパターンも引用部分を書く時にすでに改行を行い、引用文の文頭と文末に「」を使用したことで、どこからどこまでが引用文であるかが明確であったことが上手なかぎかっこの使い方であると言えます。

 

 

かぎかっこの使用方法については、少し異なる点もありますが、上記2種類のパターンで使用すると、引用文であることは明確に分かるということで、コピペとして扱われず、あなた自身の印象も悪くなることはありません。

 

原稿用紙のマスはどのようにして開けると良い?

読書感想文 かぎかっこ 使い方

初めに読書感想文を書く時は、題名を書かなければなりません。

 

その時は、まず上から3文字分のマスをあけて書き始めましょう。そして、次の行となる二行目には自分の氏名を書きます。

 

これは下から詰めて各ことになりますが、最後の1マスについてはあけておくのが望ましいです。

 

また、名字と名前の間は1マスあけるようにしてください。

 

3行目は空白行を入れる場合と、すでに三行目から書き出しの内容がスタートすることもあります。

 

どちらが正解でどちらが不正解といったことはありません。

 

もしも三行目から書き出しの内容をスタートする場合は、上は1マスあけて2マス目から文字を書き始めると良いでしょう。

 

この時、列数やページ数を稼いでおきたいと思う場合は、三行目は空白行としてあけておき、四行目の2マス目から書き始めると良いですよ。

 

句読点の使い方

読書感想文 かぎかっこ 使い方

句読点は、句点として「、」読点として「。」を使用します。どちらもマスの右上を使用しましょう。

 

句読点が原稿用紙の上から数えた時に1マス目にくるようなことはありません。

 

その為、20マス目に文末があり、次の文字を句読点の使用とする場合は、原稿用紙からはみ出して句読点を書くことが原稿用紙を使用するルールとなっています。

 

行替えはどうする?段落はどのように決める?

段落を変える時は、必ず上1マスをあけて書き始めてください。

 

段落から段落へ移行する場合は改行を行い、そして、1マスあけてから書き始めましょう。

 

段落と段落の間に1行空白の行を入れるという方もいるようですが、これは実際にはあまり良いとみなされません。

 

その為、そのようなルールで書くということは避けてください。

 

もしも「終わりに」「まとめ」といったような読書感想文の最後につける場合は1行空白行があっても良いでしょう。

 

接続詞の使い方

接続詞とは「なぜなら」「つまり」「ところで」などといったような、文と文をつなぐ言葉であったりします。

 

しかし、そのような同じ接続詞を繰り返し使用することで、読みにくい読書感想文となってしまいます。

 

その為、「だが」「しかし」「また」などといった同じ意味やフレーズとなるような接続詞は何度も繰り返し文章の中に登場しないようにしましょう。

 

接続詞というものじたいは、意味の通る文とする際に、おかしくない程度に万遍なく使用することをおすすめします。

 

とは言え、接続詞をむやみやたらに使用すると、単なる文字稼ぎとして捉えられてしまう為、注意してください。

 

何事にもバランスというものも大切です。

 

数字はどのように使用するのか?

文章の中に数字を使用するという場面がある場合は、その数字は漢数字表記とするようにしましょう。

 

数字などについては漢数字で統一させた方がより読書感想文を読み進めやすく、それが正しい使い方となります。

 

記号はどこに使用すれば良いか?

記号とは「!エクスクラメーションマーク」や、「☆」「★」「♡」「♪」といったような記号については、見た目には可愛く、文章の構成次第では上手に使うことで文章全体が明るくなると言ったような気がします。

 

しかし、読書感想文という観点から考慮すると、一般的にはこのような記号については使用しないとされています。

 

このような記号を使用した読書感想文があるとすれば、読み手にとっては非常に悪ふざけで書いたものではないかなどといったような印象を持たれてしまいます。

 

書いた本人が先生や実際にあなたが書いた読書感想文を読んで、どのような評価を下されるかが決まってきます。

 

だからこそ、例え学生であっても、少しずつ常識的に考慮しながら学生生活の中で読書感想文を書いてくださいね。

 

まとめ

いかがでしたか?読書感想文は本当にみんなが頭を抱える夏休みの宿題でもありますね。

読書感想文でかぎかっこをどのように使用すればよいか、またかぎかっこを使用するタイミングについてご紹介しました。

読書感想文でかぎかっこを使用するのは、主人公のセリフを引用する場合などに使用してください。

 

そして、引用する際は「」を使用し、これが引用文であるということをしっかりと表現することが大切です。

 

登場人物のセリフを引用する際も、文章中に「」を使用して表現をしましょう。

 

長文の引用を行う場合などは、一旦改行を行うとより読みやすい読書感想文となります。

 

原稿用紙を目の前に、どのように読書感想文を書けば良いか分からないという方は、これらの方法を実践されることをおすすめします。

 

読書感想文は、主人公のセリフなどを引用しながらも、あなた自身の考えを述べる。

 

また、この本を読んであなた自身がどのような心境の変化があったかなどについて話を盛り込みながら書くととてもスムーズに書くことができますよ!

 

夏休みの宿題である読書感想文を嫌がることなくかぎかっこを上手に使用しながら書き進めてみてくださいね。

 

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