- アルビノとは?特徴は?
- アルビノの動物や生き物について
- アルビノなカエルの販売価格が超高額?白いカエルが人気な理由とは?
アルビノとはメラニンが欠乏する遺伝子疾患で動物学の用語です。
アルビノは突然変異のように白い体を持ち生まれてくる動物や生き物をさし人も含まれます。
今回はアルビノについて、アルビノなカエルの販売価格が高額で人気な理由ついてまとめてみました。
アルビノとは?特徴は?
アルビノとは?

聞きなれないことば「アルビノ」とは?
アルビノということばを聞いたことがある人は少ないと思いますが、動物学においてメラニンの生合成に係わる遺伝の情報欠損により先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患のある個体をさします。
ちょっと難しいので、簡単に説明するとアルビノとは生まれながら肌や体毛が白い動物や生き物、人をさします。
ヒトの先天性色素欠乏症(アルビノ)の特徴は?

アルビノの特徴は?
体毛はメラニンの量により白金又は金髪
皮膚は乳白色、あるいは皮下の血液により薄紅色
瞳孔は眼底部の血管の色が透け淡紅色又はブドウ色
紫外線に弱い?

ちょっとした日差しでもやけどをする?
アルビノの人にはこのメラニンが極めて少なく、あるいは全く欠如しているため、日差しの強い日には短時間でも日光に当たってしまうと皮膚が赤くなる日焼け(サンバーン)をしてしまいます。
アルビノの人は皮膚がん発病のリスクは高くの紫外線対策は非常に重要です。
視覚にも障害が?
アルビノの人は視覚に様々な障害があり近視・遠視・乱視などの症状があるといわれています。
対策としては眼鏡やコンタクトレンズの着用によりある程度の矯正が可能ですが視力の矯正には限界があるといわれています。
治療法は?
先天性白皮症の人への根本的な治療法が現在のところ見つかっていません。
よって紫外線防御が常に必要で視力に関しては眼科でのコントロールといった対処療法が必要です。
「見た目問題」に取り組む粕谷幸司さん

アルビノ・エンターテイナーの粕谷さんです。
エンターテイナーである粕谷幸司さんはテレビやラジオなど多方面で活躍されていますね。
粕谷さんは先天的にメラニンが欠乏する先天性色素欠乏症、いわゆるアルビノです。
粕谷さんは何事にも前向きで自身がアルビノだというコンプレックスは一度も感じたことがないといいます。
粕谷さんは同じ先天性色素欠乏症の方々のために「見た目問題」に真正面から取り組んでいます。
アルビノの動物や生き物について
アルビノの動物

見れば見るほど神秘的ですね!
アルビノはヒトだけではなく動物や生き物にも起こります。
アルビノ種は被毛や皮膚が真っ白で目が赤いのが特徴とされます。
動物やペット愛好家の中では、このアルビノ種が珍しいだけではなくとても神秘的で年々人気が高まっています。
私たちの馴染みのある日本の白ウサギはアルビノで「ジャパニーズホワイト」と命名されています。
また、実験用に使われるマウスなんかもアルビノで、本来は地中海中部や中国が原産ですが色は黒かグレーです。
1991年にはオーストラリアのクイーンズランド沖で14メートルの白いザトウクジラが目撃されました。
このようにアルビノ種は動物、鳥、昆虫、爬虫類などがあります。
- シロウサギ
- シロヘビ
- ダイコクネズミ
- ウーパールーパー
- 実験用マウス
- 金鱒
- ペンギン
- ザトウクジラ
- マッコウクジラ
ホワイトタイガーもアルビノ?

動物園で大人気のホワイトタイガーですね。
現在世界で確認されているホワイトタイガーは250頭ほどですが、そのすべてが飼育下のもとだそうです。
残念ながら野生のホワイトタイガーは獲物に見つかりやすかったり狩猟の的になったりしてほぼ確認されていません。
ホワイトタイガーは結論からいいますと、アルビノではありません。
その証拠に黒い縞模様はそのままで眼は黒いからです。
アルビノ種であれば眼の色も含め体全体の色素が欠乏しているので見分けがつきます。
アルビノなカエルの販売価格が超高額?白いカエルが人気な理由とは?
白いカエルは幸運を呼ぶ?

幸運を呼ぶ白いカエルは「キモかわいい」?
カエルといえば緑色か茶色を想像しますよね。
そんなカエルですが中には白色のカエルがいるのです。
それがアルビノ種のカエルです。
アルビノ種のカエルは幸運を呼ぶペットとして、近年はペットショップやオークションなどで高額な価格で取引されているようです。
先に説明しましたようにアルビノは遺伝子の欠損によって先天的に色素が欠乏し肌の色や体毛が白くなる遺伝子疾患のことをいいます。
よってアルビノ種の生き物の眼は赤色をしています。
白いカエルが人気の理由は?

希少価値として人気が急上昇?
日本では古くから白い動物は希少性や見た目の美しさから神の使いや吉凶の前ぶれなどとして畏れられてきました。
アルビノももちろん例外ではなく古くから信仰の対象として地方やその土地の人々に大切にされてきました。
白色の生き物は世界各国でも珍重されて大切にあつかわれていますが、特に日本は古来より「白」は縁起がいいものとされており、「白」は神聖なもの・純粋・すべての起源などを表す色とされています。
また、白いカエルやヘビなどは日本では古来から幸運を呼ぶ生き物として特別に扱われてきました。
近年、アルビノ種の動物はその色のため生き物の世界では生存が難しいとされているため希少価値が生じペット収集家の間では格別な人気が高まっているといわれています。
アルビノ種ではないカエルも?

白いカエルはあなたの身近にいるかも?
色が白くて眼が赤いアルビノ種のカエルは希少で、高額な価格で取引されていますが「白色」の肌色ではありますがアルビノではないカエルも実はいるのです。
ひょっとすると、皆様の身近にも白いカエルがいるかも知りません。
これらのカエルは環境に適した肌色を施すことで自身の身を外敵から守ったり、獲物に認識されないようにするための保護をするためです。
アルビノ種とそうではないカエルの見分け方は眼の色で判別することができます。
もし、あなたが白いカエルに遭遇した場合、アルビノかそうでないかは眼の色をみて判別してみてはどうでしょうか。
アルビノなカエルの販売価格は?

アルビノなカエルはいくらで取引されているの?
近年アルビノなカエルの販売価格は高額になりつつあるといわれています。
クラウンツノガエルのアルビノ種などはネットオークションで見ると最低1万円以上の取引値が付いています。
また、「鬼レア」と称して、全身がスケスケの同種であれば3万円以上の値段が付いています。
ちなみに、他のアルビノ種で人気のある生き物の取引価格を紹介すると、ワニのアルビノ種「スーパーホワイト・クロコダイル」は60万円、アロワナのアルビノ種「ショートボディー・アルビノ・シルバーアロワナ」は15万円となっています。
ペット収集家やマニアの世界では近年アルビノ人気はやや過熱気味になっているのではないでしょうか。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は「アルビノなカエルの販売価格が超高額?白いカエルが人気な理由とは?」についてまとめてみました。
白いカエルは日本古来から縁起の良い生き物として珍重されアルビノなカエルは高額で取引されていることがわかりました。
ひょっとすると雨上がりの庭先で「白いカエル」に遭遇するかも知りませんね。
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