• 「魔女」について
  • 有名な、実在する「魔女」

皆さんはおとぎ話やディズニー映画はお好きですか?

これらに出てくる

メインの登場人物と言えば、

お姫様や王子様でしょう。

 

しかし、

お姫様や王子様だけでは

物語は成り立ちませんよね。

 

そうです、

「悪者」がいてこその

おとぎ話やディズニー映画なんです。

 

ただ「悪者」といえば、

色々なものを想像するでしょう。

 

では、おとぎ話やディズニー映画

での「悪者」とは、

一体なにを指すでしょうか?

 

恐らくみなさんが想像するのは

「魔女」ではないかと思います。

 

アニメーションや小説の

中だけで見ることがある魔女。

 

では、

実際魔女というのはそういった

空想の中だけの存在なのでしょうか。

 

今回はそんな「魔女」について

ご紹介していきましょう。

 

「魔女」について

みなさん恐らく魔女というものに関しては

アニメーションや小説など、

空想の世界でしかその存在を

見聞きしたことがないのではないでしょうか。

 

そもそも、

魔女というのは空想の

世界だけの存在なのか。

 

はたまた実在する存在なのか。

 

魔女についてはあまり詳しくない

という人ばかりではないかと思います。

 

まずはそんな「魔女」についての

基本的なことからご紹介いていきましょう。

 

「魔女」とは

一口に「魔女」と言っても、

実は色々な解釈ができます。

 

「魔女」とはなんなのか

について調べてみたところ・・・

 

「魔女」とは

  • ヨーロッパの俗信で、悪霊と交わって魔力を得た女性。
  • 悪魔のような女。
  • 男性の心を惑わす、あやしい魅力をもつ女性。
  • 普通の人にはない、特別にすぐれた能力をもつ女性。

 

とされています。

 

私たちがもつ、

魔女のイメージに近いのは

恐らく①ではないでしょうか?

 

これは

「超自然的な方法により、

他人に災いをもたらす女妖術師」

のことも指します。

 

つまり、

「魔女」というのは多くの人が

持っているであろうイメージである

「悪」そのものなのです。

 

「魔女」は実在するのか?

魔女について一番気になるのは

「実在するのか?」

というところではないでしょうか。

 

恐らく魔女を見たことがある

という人はいないでしょう。

 

それもそのはずです。

 

魔女は今から400500年ほど前に

存在していた存在だからです。

 

いわば

「歴史上の人物」

のようなものですね。

 

多くの歴史的書物に魔女についての

表記があることから、

魔女というのは実在する存在

であるということが分かります。

 

実在する・有名な魔女たち

魔女が実在する存在である

ということは

お分かりいただけたかと思います。

 

そんな魔女には、

過去から現在にかけて

その名をとどろかせている人物が

何人もいます。

 

次に、そんな魔女界の有名人たちを

ご紹介していきましょう。

 

①ジャンヌ・ダルク

恐らくこの人の名前を知らない

という人はいないのでは

ないでしょうか。

 

しかし、

多くの人の認識として

「魔女としてのジャンヌ・ダルク」

というのは

あまりないかもしれません。

 

農家の娘として生まれますが、

神の啓示を受けシャルル7世を

フランス王にすべく

軍隊に身を投じました。

 

そこからフランス軍は

快勝を重ねていくのですが、

その後彼女は捕まって

捕虜となってしまいます。

 

最終的には、

人民を惑わした魔女とされ処刑

されてしまうのでした。

 

この魔女裁判には、

政治・宗教的な背景・思惑が

数多く存在していた

といわれています。

 

②アリス・キテラ

この人物は、

イングランドで初めて

魔女裁判にかけられた

と言われています。

 

彼女は類まれな美貌の

持ち主として有名でした。

 

そのため次々とお金持ちの男性と

結婚したのですが、

何故かその夫たちは結婚後すぐに

死んでしまっていたのです。

 

そういったことから、

彼女が魔法を使って夫を殺害し、

私腹を肥やしている

とされました。

 

その結果、

最終的には魔女裁判に

かけられることになったのでした。

 

魔女裁判により処刑をされることが

決まったのですが、

なんとか国外に逃亡することが出来、

処刑を免れることが出来たのです。

 

③ペトロニーラ・ディ・ミーズ

彼女は上でご紹介した

アリス・キテラの家政婦でした。

 

家政婦として仕えていたアリスのまわりで

奇妙な死が続いていたことから、

彼女も魔女裁判にかけられることになりました。

 

 

そして彼女は国外逃亡に

失敗してしまい捕まり、

処刑されてしまったのでした。

 

処刑される間際、彼女は

「私は魔女見習いに過ぎない。

奥様の方が私よりも何倍も優秀な魔女だ!」

と言い残したとされています。

 

④マリ・ダスピルクエット

彼女は7歳の頃から、

魔女による悪魔崇拝の集会である

「サバト」に通っていた

と言われています。

 

そのため、一部では

筋金入りの魔女

だということを言われていました。

 

自由自在に空を飛ぶことができ、

山羊の頭を持つ悪魔と

くちづけをした、

という伝説も残っています。

 

⑤ラ・ヴォワザン

彼女は17世紀を代表する、

有名な魔女として知られています。

 

本業では占星術やタロットカード占い

をしていたのですが、

後々毒薬の製造や黒魔術を

するようになっていきました。

 

しかし、

その悪行はやがて明るみに

なってしまい

魔女裁判にかけられることと

なってしまうのです。

 

そして処刑されることになり、

その死体は焼却され、

その灰は空中に撒かれました。

 

当時、

その灰を吸い込んでしまうと魔女の呪いが

かけられてしまうのではないか

と非常に恐れられていたと言われています。

 

⑥マンテウッチァ・ディ・フランチェスコ

彼女は

街中の赤ちゃんから血液を抜き取り、

それを使って薬を精製していた

とされています。

 

また、

彼女もサバトに頻繁に赴いていた

そうです。

 

これらのことから彼女も

魔女裁判に掛けられ、

最終的には火あぶりの刑に

処されたのでした。

 

⑦マリ・ド・サンス

彼女は殺人鬼として、

17世紀のフランスでその名を

とどろかせていました。

 

彼女の標的となっていたのは

小さな子どもたちばかりでした。

 

その殺人の手口は

非常に惨たらしく、

異常性を感じられます。

 

例えば、

生きたまま子どもの皮を剥いだり、

かまどに投げ込んだり、

獣に食わせたり。

 

この異常性から魔女裁判に

かけられることになるのです。

 

しかし、

彼女が黒魔術をしていたであるとか、

サバトに参加していたというような

事実はありませんでした。

 

つまり、

彼女は魔女なんかではなくただの

猟奇的殺人鬼だったのではないか、

と現在では考えられているのです。

 

⑧イザボー・シェイネ

彼女は17世紀に魔女裁判に

かけられたのですが、

その時の証言の記録というのが

今現在でも残されている

というから驚きです。

 

彼女がまだ幼かった頃、

足が不自由でした。

 

しかしあるとき不思議な女と出会い、

その女の手引きによって

悪魔に足を治療してもらった

というのです。

 

そして、

そんなことがあってからというもの、

彼女はその女と一緒に魔女たちの

集会などに参加するようになったそうです。

 

そしてやはり彼女も

魔女裁判に掛けられた結果

火あぶりの刑に処されています。

 

⑨ジョーン・オブ・ナヴァール

彼女はナバラ王国の王である

カルロス2世と王妃フアナの間に

生まれました。

 

そして、

イングランド王のヘンリー王子4世の

妃となりました。

 

ヘンリー4世の死後、

ヘンリー5世が王位に就くと

彼に妖術を用いたとして

彼女は幽閉されてしまいます。

 

ここまででご紹介してきた

魔女たちと違うのは、

幽閉されただけで済んだ

ということでしょう。

 

これは恐らく

彼女が高い身分であった

ことが関係しているでしょう。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

魔女という存在がどのようなものであったかということをお分かりいただけたのではないでしょうか。

 

 

実際は黒魔術なんて使えなかった人でも、

その当時は異常性がみられれば

「魔女」の烙印を押されていたのでしょう。

 

今でいうところの

「冤罪」

のようなものですね。

 

今もこのような文化が引き継がれていなくて

よかったと、つくづつ思います。

 

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