- カフェインが下痢や腹痛の原因になる?
- カフェインの摂り過ぎによる、体調不良が起きる理由とは
- カフェイン中毒に要注意!その対処法も教えます
- 体調不良を起こさずに美味しいコーヒーを飲もう
コーヒー好きな方にとっては、1日に何杯もコーヒーを飲むという方も多いのではないでしょうか。
一般的には朝や昼食後にコーヒーを飲むという方が多いようですが、それ以上に1日に何杯もコーヒーを飲むという方は、腹痛や下痢といった症状を引き起こしてしまうと言われています。
そもそも、コーヒーは1日にどのくらいの量までであれば飲んでも大丈夫なのでしょうか?
ここでは、下痢が起こる原因がカフェインにあるのか、また、コーヒーを摂取しすぎることによるカフェイン中毒に対する対処法についてご紹介します。
カフェインが下痢や腹痛の原因になる?
カフェインの含まれているコーヒーを飲むと、お腹が痛くなってトイレに駆け込む・・・という経験をされたことがあるという方は多いと思います。
コーヒーを飲むと腹痛が!?
カフェインのもたらす作用とは?
この、コーヒーを飲むことでお腹が痛くなる、また下痢を起こしてしまう原因として考えられていること。

それは、コーヒーに含まれているカフェインやタンニンがそもそもの原因なのではないかと言われているのです。
カフェインの作用とは

カフェインは摂取すると30分で脳に達すると言われています。
その為、覚醒作用や血管拡張作用、また、記憶力が向上したり集中力が高まると言われていますが、それだけではありません。
身体の疲労回復に効果的かつ、胃酸の分泌を活発にする、また、利尿作用があるなど、コーヒーを飲むことで頭もすっきりと感じることが多いようです。
利尿作用がある為、浮腫み解消にも役立つと言えます。
カフェインはお腹が痛くなる!?
カフェインには胃酸分泌効果があることから、空腹時にコーヒーを飲むことで胃酸過多となり、胃痛が起こることがあります。

また、その状態が続くと胃炎に罹患する可能性があります。
その為、空腹時にコーヒーを摂取するのはある程度飲む量を制限することが大切です。
しかし、紅茶や緑茶を飲んで胃痛を感じたり下痢をした経験がないという方もいるかもしれません。
胃痛や下痢を経験した、したことがない、その違いと言えば、カフェインをどれほど含んでいるかによると言われています。
コーヒーは、緑茶や煎茶、紅茶よりもカフェインが多い!

緑茶や煎茶、紅茶よりもカフェインが多いとされるコーヒーは、時に過剰摂取することにより自律神経のバランスが乱れることがあるそうです。
自律神経は身体の内臓の働きをコントロールしている為、バランスがとても大切です。
このバランスが崩れることで内臓の働きが悪くなり、コーヒーなどのカフェインを含んだ飲料を摂取することで、吐き気を起こすこともあるのです。
カフェインの摂り過ぎによる、
体調不良が起きる理由とは
カフェインは、疲労回復などからだにうれしい効果がある一方で、摂り過ぎてしまうと悪影響を及ぼすこともあるため、飲む量に気をつけて、カフェインの過剰摂取をしないように気をつけたいところです。
では、カフェインの摂り過ぎで、胃痛や下痢などの体調不良を起こしてしまう原因とはいったい何なのでしょうか?
胃痛が起こる原因は?

カフェインを過剰摂取することにより、胃痛が起こります。
これは、クロロゲン酸によるもので、コーヒーに含まれるポリフェノールの一種として知られています。
本来は抗酸化作用がある為、活性酸素を抑制させる効果があります。
また、抗ガン作用や中性脂肪値の低下など、様々な良い効果を発揮するとして知られている上、ダイエットにもとても効果的です。
しかし、この、クロロゲン酸も胃酸分泌を促進させることから、胃痛が起こりやすくなります。
コーヒーに含まれるタンニンは下痢の原因に!?

カフェインは、コーヒーだけではなく、紅茶やコーラ、緑茶などにも含まれています。
しかし、これらの飲料を口にしてもお腹が痛くなるといったことがなく、コーヒーを飲むと必ず下痢を起こしてしまうという方は、コーヒーに含まれるタンニンが原因となっている可能性があります。
タンニンとは?

タンニンはアントシアニンと同じ仲間であり、苦みや渋みのもととなるものです。
通常、タンニンが含まれていても、その含有量が適量であれば、下痢の改善に効果的ですが、過剰摂取することで腸粘膜に強い刺激を与えてしまう為、便秘や下痢などの症状を引き起こしてしまいます。
そもそも、コーヒーの過剰摂取を避けることでこれらの問題を回避することができます。
まさか。。。アレルギーかも?
通常、アレルギー症状が出るという方は、食べ物などを摂取してすぐであることがほとんどですが、時間が経過してからその症状が顕著に現れる遅延型アレルギーが存在します。

このうち、コーヒーのアレルギーは、遅延型アレルギーに該当するとし、即日〜数日経過してから症状が出てくることがあります。
その為、直接コーヒーが原因であると思わないケースが多いと言われています。
では、コーヒーアレルギーには一体どのような症状が出るのでしょうか。
- 下痢
- 吐き気
- じんましん
- 頭痛
- 肌荒れ
- 手の震え
通常、このような症状は一般的な風邪の症状にとてもよく似ている為、あまりアレルギーだと認識されることもなく、単に疲労がたまっているなどと自身で診断してしまうような症状しかでません。

しかし、この症状だからと言って病院を受診しても、その原因ははっきりと突き止めることはできないというケースが多いです。
その場合は、コーヒーを飲むことはやめてみるのも良い方法です。
カフェイン中毒に要注意!
その対処法も教えます
コーヒーなどカフェインが含まれる飲み物などを多く摂取し続けてしまうと、カフェイン中毒に陥ってしまうことがあります。
カフェイン中毒とは
カフェイン中毒という言葉を耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか?

カフェイン中毒には慢性と急性がある為、1日250mgのカフェインを摂取し続けることで、慢性カフェイン中毒に陥る可能性が高くなります。
慢性カフェイン中毒は、主に吐き気などの胃腸症状を訴えるケースが多く、その場合はコーヒーの摂取量を曲田に少なくするなど、改善してみてください。
カフェインには不思議ととても強い依存症があると言われています。
その為、飲みすぎな場合は自身で摂取量の調整を行うようにしてください。
コーヒー以外のカフェインの摂取量に気を付ける

通常、私たちが1日に摂取するカフェインの量の目安としては400mgだと言われています。
しかし、普段、口にする食べ物や飲み物の中にはコーヒー以外にもカフェインを含むものがたくさんあります。
- 緑茶
- 紅茶
- ほうじ茶
- ジャスミン茶
- コーラ
- チョコレート
- エナジードリンク
- 栄養ドリンク
例えば、これらのものにはすべてカフェインが含まれています。
何もコーヒーからだけではなく、その他の飲み物からもカフェインを摂取することになる為、それらを考慮して1日に摂取するコーヒーの量を決めなければいけません。
あまり大量に飲みすぎることでカフェイン中毒やアレルギー症状を引き起こす可能性も考えられます。
また、先ほど挙げたカフェインの含まれている飲み物や食べ物は、商品によってはカフェインレスのものも販売されています。
そういった商品を選ぶこともカフェイン中毒やアレルギーを防ぐ方法でもありますね。
コーヒーの飲みすぎによる
カフェイン中毒への対処法

コーヒーを飲みすぎることで胃液が過剰に分泌され、結果、胃が荒れてしまうことになります。
また、カフェインには興奮作用があることから、過剰に摂取することで自律神経が乱れてしまうと言われています。
これにより、吐き気を感じたり、下痢の症状が出たりと、身体的にも身体に悪影響を及ぼしてしまうのです。
コーヒーを飲み過ぎたことで気分が悪くなってしまった場合は、以下の方法を行ってください。
特に、吐き気が起きた場合の対処法をご紹介します。
水を飲む
コーヒーを飲んでいて、急に気分が悪くなるなどの症状が出た場合は、お水をたくさん飲み、血中のカフェイン濃度を薄めてあげてください。

この時、冷たいお水は胃に大きな負担をかけてしまい、強い刺激となってしまいます。
できるだけ常温水や白湯などの暖かい飲み物を飲むようにしましょう。
水分を摂取することで、カフェインが尿と一緒に体外へ排出されるため、多めに水分を摂ってください。
食事の摂取を控える

胃が荒れていることで吐き気を感じる間は無理に食事を摂取しなくても良いでしょう。
この時に無理やり食べてしまうとそれがさらに気分を悪くしてしまう恐れがあります。
もし、食べたいと思う場合には、おかゆなどの消化の良いものに留めておいてください。
くれぐれも揚げ物や食物繊維が豊富な食べ物は消化に悪い為、避けるようにしてください。
安静に過ごすこと
気分が悪くなった場合は、自宅で安静に過ごすようにしてください。
その間も水分摂取をこまめに行い、トイレへ行って排尿しましょう。
ひどい場合は胃腸薬を服用されることをオススメします。
体調不良を起こさずに
美味しいコーヒーを飲もう
下痢や腹痛、また、カフェイン中毒など、美味しいコーヒーやカフェインが含まれている飲み物や食べ物には、摂り過ぎてしまうと、私たちのからだにさまざまな影響を与えてしまう可能性があります。
体調不良を起こさないためにも、飲み方や飲む量にも注意が必要になりますね。
コーヒーと砂糖はセットものなの?
コーヒーを飲む時に、ブラックコーヒーを飲みますか?それともミルク入りのコーヒーを飲みますか?
同じコーヒーでも、それぞれ違うコーヒー豆を使用すればそれだけコーヒーの味も変わり、さらには砂糖を必要以上に入れてコーヒーを飲むということもありますよね。
ですが、量にもよりますが、砂糖を入れることで、下痢が起こってしまうということもあるのです。
さらには、砂糖を過剰摂取することで血糖値が一気に上昇してしまいます。
そうすると、体内の浸透圧が上昇し、腸は浸透圧を保とうと腸粘膜から水分を引き出し、腸内の状態を元に戻そうと頑張ります。

このようなことから、コーヒーに砂糖を入れて摂取することで、腸内環境が悪化する可能性が高く、さらに、下痢につながると言われています。
また、最近では、砂糖を使用する代わりに、人口甘味料が含まれる食材など、下痢が起こる場合はコーヒーではなく人口甘味料をした場合であることが分かります。
この人工甘味料は、大変便利なものでありながら、摂り過ぎると、下痢の原因やお腹が痛くなる原因にもなる場合もあるのです。
ほかにも、過敏性腸症候群は、ストレスだけではなく日常生活における疲労が原因となり、お腹が痛くなったり、下痢を起こすなど、腸の調子が悪くなる症状を起こす方もいます。
このようなことから、もともとお腹が弱いと自覚されている方こそ、コーヒーなどのカフェインを多く含む飲料は控える方が良いと思います。
コーヒーは胃もたれの原因にもなる?
コーヒー豆は焙煎した直後に飲むと香りも楽しめ、コーヒーを美味しくいただくことができます。

しかし、時間の経過とともに、コーヒー豆はどんどん酸化が進みます。
そんな時間が経過したコーヒー豆を使用してコーヒーをたてて飲んでみると、コーヒーの香りどころか、味がとても酸っぱくなるのです。
そのようなコーヒーを飲むことで、お腹が痛くなることがあります。
この場合はコーヒー豆が酸化したことが原因であると考えられます。
どうすれば美味しいコーヒーが飲めるのか
コーヒーが大好きな方にとっては、できれば美味しくコーヒーを飲んで楽しみたいと思っているはずです。
それと同時に、お腹が痛いといった状態を避けるためにもどのような対処法が考えられるのでしょうか?
胃を保護する飲み方をしよう
コーヒーなどのカフェインを含む飲み物を摂取する際は、胃に過度な負担がかからないよう、牛乳などを使用し、カフェオレとして飲む方がより、胃への負担が軽減されます。

乳製品を一緒に摂取することで、胃の壁を保護する役割や胃液が酸化することを抑制させる効果があります。
また、冷たい飲み物よりも暖かい飲み物の方が胃に優しいと言えます。
コーヒーをブラックで飲むよりも、牛乳をまぜてカフェオレとして飲んでみるのも良いですね。
しかし、乳製品でお腹が緩くなるという方もいる為、その点も考慮して、適度な量に留めるようにしてください。
カフェインが含まれていないコーヒーを飲む
先ほどのカフェインの摂取量のところで、少しお話しましたね。

最近では、カフェインを含まないコーヒーなども販売されています。
ノンカフェインであることから、お腹の調子が悪くなるといったことは避けることができます。
特に妊婦さんや授乳中のママも、ノンカフェインであれば安心して飲むことができますね。
まとめ
いかがでしたか?
下痢が起こる原因がカフェインにあるのか、また、コーヒーを摂取しすぎることによるカフェイン中毒に対する対処法についてご紹介しました。
コーヒー好きな方は特に、カフェインを過剰摂取することで気分が悪くなることもある為、適度な量に留めるようにしましょう。

最近ではカフェインレスなコーヒーも市販されています。
そのようなコーヒーを摂取してみても良いかもしれませんね。
また、カフェイン中毒の症状が出た場合は、水をたくさん飲んで、食事の摂取は控え、安静に過ごすようにしましょう。
最後に。
美味しくいただけるコーヒーの量を摂取するようにしてくださいね。
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