- 胃腸炎は感染する?どんな原因で胃腸炎になるの?
- すべて出し切るといい?胃腸炎を早く治すには?
食中毒や胃腸炎になると、どうしても嘔吐や下痢を繰り返してしまうものです。
それだけではなく、発熱や全身の倦怠感を感じることもあります。
これらは食中毒や急性胃腸炎の症状でもあり、感染の種類によっては人から人へ感染してしまうとても厄介な病気として知られているのです。
ここでは、そんな食中毒や胃腸炎に感染した際、下痢を出し切る方法や早く治す方法について解説します。
胃腸炎は感染する?
どんな原因で胃腸炎になるの?
ひと口に胃腸炎といっても、原因となる細菌やウイルスなどによって、違いがあります。
また、胃腸炎は感染するものなのでしょうか?
胃腸炎になる原因は?

胃腸炎が起こる原因とした考えられているのは、感染性病原体があることです。
この感染性病原体には、細菌性のものとウイルス性のものに分けられます。
これらの細菌やウイルスが腸の粘膜に入り込み、その時に炎症が起こることで胃腸炎を発症してしまうのです。
私たちの想像では、細菌とウイルスと聞いても、その両者の違いはなく、どちらも同じものだと思っていませんか?
しかし、実際にはその性質は異なります。
細菌性の胃腸炎は
細菌性の胃腸炎には、サルモネラ菌や腸炎ビブリオ菌、O157菌、コレラ菌が腸粘膜に入り込み、胃腸炎を引き起こしてしまいます。

この細菌性の胃腸炎の代表とも言える症状が食中毒です。
梅雨時期など、じめじめとした環境となると、これらの菌が大繁殖すると言われています。
また、梅雨時期になるとよくニュースでも集団食中毒が発生したと言われることがあります。
それがこれらの菌による細菌性胃腸炎です。
本来、加熱することによりこのような菌は殺菌されますが、加熱不足が起こると、菌を殺菌しきれない、また、調理過程において不衛生であった為にそれらの細菌が食べ物を通じで私たちの身体の中に入ってしまったことによって起こります。

その他、夏場になると食べ物が傷みやすくなります。
それにより、食べ物が腐っていたり傷んだ食べ物を摂取したことにより、細菌性胃腸炎が起こります。
特に梅雨時期や夏場に多いと言われています。
ウイルス性の胃腸炎
ウイルス性の胃腸炎には、次のようなウイルスが原因が腸粘膜に入り込んで胃腸炎を引き起こしてしまいます。
- ロタウイルス
- アデノウイルス
- ノロウイルス
この、「ノロウイルス」や「ロタウイルス」という言葉は、かなり耳にしたことがあるという方の方が多いと思います。

これらのウイルス性胃腸炎については、冬の時期に流行する傾向がある胃腸炎の種類です。
胃腸炎は感染するの?

胃腸炎の中でも、ウイルス性胃腸炎については、集団感染することで知られています。
これらはウイルスであることから、その人の嘔吐物や排泄物から簡単に飛沫感染し、人から人へと感染拡大してしまいます。
その為、感染した方と同じ部屋で過ごしたりすることでも、空気感染による飛沫感染が考えられるため、注意が必要です。
ですが、空気感染よりも、嘔吐物を放置したり、それらが乾燥したことでウイルスが空気中に拡散し、さらに感染拡大してしまうおそれがあります。
感染から発症までどのくらいの期間なの?

ウイルス性胃腸炎は、感染してから発症するまで、私たちの体内で約1〜3日ほどの潜伏期間を経て発症します。
そして、発症すると激しい嘔吐と下痢の症状が続きます。
ノロウイルスに感染すると、発症から症状がなくなっても、その後2週間は排泄物にウイルスが放出され続けることから、トイレの処置には十分注意しましょう。

特に、ノロウイルスによる胃腸炎に罹患された方がトイレを使用された後は、毎回殺菌・消毒を行うようにしましょう。
一方で、細菌性胃腸炎については、飛沫感染しにくいとも言われていることから、人から人へ感染するというケースは少ないと言われています。
感染しないようにしよう

ウイルス性胃腸炎に罹患した場合は、周囲の方への感染を防ぐことが大切です。
その為、手洗いやうがい、消毒を徹底してください。
また、咳やくしゃみなどから感染する可能性が高い為、飛沫感染防止のため、罹患されている方は必ずマスクを装着するようにしましょう。
そして、排泄物にはウイルスが含まれている為、排泄後の掃除、消毒、殺菌、そして手洗いなど、徹底した処置を行う必要があります。
嘔吐物を処理する際も、ビニール手袋などを使用し、黄土物に直接触れることのないよう、また、嘔吐物の処理は別の袋を利用するなど、しっかりと口を塞ぎ、すぐに処分するようにしましょう。

また、ノロウイルスについては、さらに厄介で、アルコール除菌で除菌することができません。
その際、次亜塩素酸ナトリウムを使用した除菌を行う必要があります。
これらはドラッグストアなどでも販売されている為、冬の胃腸炎に罹患しやすい季節が到来する前に、事前に必要なアイテムを揃えておかれると安心です。
すべて出し切るといい?
胃腸炎を早く治すには?
胃腸炎は嘔吐や下痢が2〜3日続き、やっと快方へ向かったかと思っても、まだ安心はできません。

感染したウイルスによっては、その後2週間ほど排泄物にウイルスが混在していることになる為、なかなか完治までに時間がかかります。
ウイルスを身体から出し切ること
発熱は嘔吐が治まるとともに解熱していく傾向にありますが、これは身体の中からすべてのウイルスを排出させてはじめて解熱する為、その症状や期間は人によって異なると言えます。
また、残念ながらウイルスに罹患している場合は、抗ウイルス薬は存在しないことから、医療機関を受診した際は、整腸剤や吐き気止めなどの薬が処方されることになります。

つまり、症状が治まるまで嘔吐・下痢を繰り返し、身体の中からウイルスをすべて出し切ることが完治への近道です。
その為、嘔吐や下痢の症状が辛いために、早々から下痢止めを服用したり、吐き気止めを服用することで、体内からウイルスが排出されないために、完治まで時間がかかってしまうこともあります。
嘔吐や下痢が続くことはとても辛いことですが、どんなに辛くても、ウイルスを出し切ることが最も重要です。
水分補給はしっかりと
ウイルスを出し切るために嘔吐や下痢を繰り返すうちに脱水症状に陥ることが考えられます。

その為、しっかりと水分補給することが大切です。
この時、スポーツドリンクを飲むと、胃腸に大きな負担をかけてしまう為、水分補給には経口補水液などを活用しましょう。
経口補水液の代表にはOS1があります。
薬局やドラッグストア、最近ではコンビニエンスストアなどでも購入できる為、もしもの場合に備えて事前に準備しておかれることをオススメします。
食事は?

胃腸炎に罹患している間は、食事の摂取は控えるようにしてください。
嘔吐している間に食事を摂取しても、それが引き金となり、さらに嘔吐を繰り返すことになります。
症状が少し落ち着いて、食欲がある、また、本人が食べることができるのであれば、まずは消化に良いとされているおかゆなどを少量ずつ複数回に分けて食べるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
胃腸炎の際に下痢を出し切る方法についてご紹介しました。

胃腸炎は細菌性の食中毒や、ウイルス性の胃腸炎があります。
どちらも嘔吐や下痢を繰り返すことになる為、とても辛い症状が続きます。
しかし、ウイルス性の胃腸炎の場合は、特効薬などがなく、症状が治まるまで嘔吐と下痢を繰り返すことになります。
この際、症状の緩和を求める為、すぐに下痢止めや吐き気止めなどを服用すると、身体の中にウイルスがとどまってしまい、すべて排出することができず、症状が治まるまで時間がかかってしまいます。

その為、胃腸炎を少しでも早く治そうと思う場合は、身体の中からウイルスを排出させなければなりません。
嘔吐や下痢を繰り返す辛さはありますが、すべて出し切ってしまった方がより回復も早くなると思ってください。
細菌性の食中毒による胃腸炎やウイルス性の胃腸炎は、季節によって避けることができな病気であると言えます。
少しでも二次感染を避けるためにも、普段からできる予防策を講じ、辛い症状を経験しない努力をしましょう。
下痢の予防と対策について