• ゴキブリの鳴き声はキュッ?
  • セミに似ているかわいい鳴き声を動画で

ゴキブリといえば、家庭に現れる害虫の中でも一番の嫌われ者ですよね。

でもこのゴキブリの鳴き声って聞いたことがありますか?

ゴキブリの鳴き声はキュッ?セミに似ているかわいい鳴き声を動画で!

 

ゴキブリは生命力が以上に強く、人間が絶滅するような食糧難でも生き延びられると言われています。

 

このコラムではゴキブリの鳴き声はキュッというのか?やセミに似ているかわいい鳴き声を動画も使ってご紹介していきたいと思います。

セミに似ているゴキブリの鳴き声

では、セミに似ているとも言われるゴキブリの鳴き声を動画で一度聞いてみてください。

 

もちろんゴキブリ自身も映っていますし、苦手な方には無理にとは申しませんが。

 

家にそれらしき鳴き声が聞こえてきたから退治するためにも、本当にゴキブリの声が確認してみたいですよね。

 

セミに似ているとはいわれますが、セミのみーん、みーんに比べると短くておとなしい感じの鳴き声ですよね。

 

ただ、コオロギや鈴虫のように綺麗で聞き心地のいい鳴き声とまではいかないですよね。

 

この鳴き声がコオロギや鈴虫のように可愛かったらどうでしょうか?

 

それでもやはり我々日本人の中でゴキブリがよく評価されることはありえないですね。

 

ゴキブリの鳴き声はキュッ?

https://youtu.be/jjkw7CTCS2c

そもそも、このコラムのタイトルを見て「そもそもゴキブリって鳴くの?」って思った方が大半なのではないでしょうか?

 

犬や猫とか鳥は鳴きますよね。

 

ゴキブリ以前に虫ってそもそも普通鳴くものなの?と思いませんでしたか?

 

私も今回調べてみるまで、そういう認識だったぐらいです。

 

コオロギとかセミは鳴きますけど、それが例外ではなかったのです。

 

昆虫には元から身体から音を出す機能を備えているものが多数いるのですが、ゴキブリもその一部だったんですね。

 

ただ、全てのゴキブリが鳴くわけではなく、鳴くゴキブリと鳴かないゴキブリがいます。

そして、日本にも鳴くゴキブリはいるのです。

 

ゴキブリはどんなときに鳴く?

以下のような場合にゴキブリは鳴くと考えられています。

 

ただ、ゴキブリに聞いたわけではありませんので、これは人間の予想に基づいているのでもしかしたら間違っているかもしれませんが。

 

他の昆虫と似たようなものですね。

  • 天敵に襲われたときなど命の危機にあると判断したとき
  • 仲間を呼ぼうとしているとき
  • オスがメスにアプローチしているとき

我々が家でゴキブリに遭遇してやっつけようとしたときに、ゴキブリが鳴いたとしたら、それは当然一番目の命の危機を感じた時といことでしょう。

これはまさにゴキブリの断末魔の叫びといえるでしょう。

この鳴き声を聞いてしまったらせめてこれ以上恐怖を長続きさせないように、一思いに殺してしまうのが武士の情けですね。

人間にとっては害虫ではありますが、ゴキブリも必死に生きているわけで、その命を奪うわですから。

まあ、さすがに害虫なのでさすがにその命が尊いとまでは申しませんが 笑

というか鳴くゴキブリだったしても、鳴く前に、すなわち死の恐怖を感じることなく始末してあげたほうがゴキブリも幸せなのではないでしょうか?

 

もうだめだ!殺される!という意味以外でも、仲間に危機を知らせる場合でもゴキブリは鳴くそうです。

ゴキブリって成虫は単独行動しているし、共食いもするぐらいなのにこんな仲間意識を働かせることもあっんたですね。

 

また、メスにアプローチしているのオスのゴキブリが鳴くというのはあまり多くはないと思われます。

それだと、ゴキブリが多数隠れ住んでる家ではゴキブリの鳴き声の大合唱が聞こえてくるはずですよね。

 

家の中に隠れ住んでいるゴキブリが、見つかる可能性をおそれずにそんなことするようでしたら、そもそも我々人間もゴキブリに苦しめられることはないはずですよね。

もし、そんなものが聞こえたらその家の住人の方、多分近いうちにバルサンとかたいてますよね。笑

 

家の中でゴキブリの鳴き声が聞こえたら?

それでも、家の中でゴキブリの鳴き声が聞こえてしまったという方はいらっしゃるようです。

 

命の危機でもないのに、家の中で鳴き声あげるなんてずいぶんのんきなゴキブリもいるもんですね。

 

まさかゴキブリの大合唱が聞こえてくることまではないとは思いますが、一匹の鳴き声が聞こえてしまったら、その他にもたくさんのゴキブリが家の中に潜んでいると考えた方がよいでしょう。

 

相手がコオロギや鈴虫だったら、その鳴き声を楽しむという方もいらっしゃるでしょうが、これらの虫が家の中に住み着く習性はありません。

 

上でご紹介したように、バルサンをたくのもいいのですが、バルサンを焚くのは色々と事前の準備や事後のかたづけがあるので大変ですよね。

 

そういう理由でバルサンをあまり使いたくない場合には、部屋を寒くするという方法もあります。

 

ゴキブリは寒さに弱いのです。だからこそ一年中寒暖の差が少なく快適な人家に好んで住み着く習性があるのです。

 

日本で一番繁殖しているチャバネゴキブリは、-5度の状態に一日置いておくだけで死んでしまいます。

 

寒さに弱いことからもわかるように、チャバネゴキブリは好き好んで人家に住み着いているともいえますが、逆に自然の寒さの中はとても生きられないのです。

 

ゴキブリって生命力は異様に高く、人間の髪の毛すらもエサにしてそれだけ一か月も生き延びてしまうぐらいですが、寒さには非常に弱いのです。

 

ちなみに昔は、ゴキブリは冬になったら死んでしまう虫でしたが、そのゴキブリが冬も生き延びるようになってしまったのは我々人間のせいだったのです。

 

もしかしたら、他の昆虫も冬に寒くなったら人家に住み着くことができたら、冬も生き延びられるのかもしれないですね。

 

ただ、残念なことにそれに気づいて実践しているのが我らのにっくきゴキブリというわけです。

 

また、ゴキブリが住み着いているということは、家が不衛生な証ですから家を綺麗に掃除してその状態を保つとも心がけてください。

 

生ごみはすぐに片づけて、キッチンとか水回りは特に気を使って掃除しましょう。

 

生ごみ以外にも食器を洗わないで放置したり、濡れたままの洗濯物を放置してしまうのも禁物です。

 

ゴキブリは、栄養状況によっては大きく育ってしまいます。

 

大きく育ってしまったらゴキブリのは気持ち悪さも増してしまいますよね。

 

ゴキブリの鳴き声は?

ではゴキブリはどのような鳴き声で鳴くのでしょうか?

 

その見た目のように鳴き声もグロテスクなのかなと思いきや全然そんなことはありません。

 

「キュッ、キュッ」という可愛らしい鳴き声なのです。

 

その鳴き声だけ聞いても、知らない方はあのにっくきゴキブリの鳴き声だとは普通わからないでしょう。

 

この鳴き声で断末魔の叫びをあげられても、そうだと知らなければそういう意味だとはまずわからないでしょう。

 

ゴキブリはどうやって鳴き声を出す?

では、ゴキブリはどうやってこの鳴き声を出すのでしょうか?

 

鳴き声なんだから、口から出しているに決まってるでしょ!と思うかもしれませんが実はそうではないのです。

 

ゴキブリにはそもそも声帯がありませんので、犬や猫や鳥のように口から音を出しているわけではないのです。

 

ゴキブリは脚や翅をすり合わせることでこの鳴き声を出しているのです。

 

それって鳴き声なの?口から発するから鳴き声っていうんじゃないの?と私も実は思ってしまいましたが、ゴキブリがこうやって出す音はれっきとした鳴き声と呼ばれています。

 

鳴き声というより厳密には摩擦音と言ったほうがいいのかもしれませんね。

 

コオロギや鈴虫はどうやって鳴く?

綺麗な声でなく虫といったらやはり代表はコオロギや鈴虫ですよね。

 

コオロギや鈴虫はどうやって鳴き声を出しているのでしょうか?

 

実はコオロギや鈴虫の鳴き声も口から発しているわけではないのです。

 

コオロギや鈴虫の場合は翅を震わせることであの綺麗な鳴き声を出しているのだそうです。

 

ちなみにコオロギや鈴虫が鳴き声を出す理由もゴキブリとほぼ同じです。

 

コオロギとゴキブリは近い虫?

鳴くところも見た目もなんとなく、コオロギとゴキブリって似ていますが生物学的にみたらどうなのでしょうか?

 

コオロギは害虫ではありませんので、このように比較するのはちょっと可愛そうな気もしますが。

 

生物学的には違うグループに属しています。

 

コオロギというのはバッタ目、キリギリス亜目という種類に属しています。

 

一方、ゴキブリは暗網翅目、ゴキブリ亜目なのです。

 

一番の大きな違いは、コオロギは後ろ脚でぴょんぴょん飛び跳ねるという点です。

 

ゴキブリはサササと素早く走り回るだけで飛び跳ねたりはしませんよね。

 

ゴキブリは害虫

鳴き声が可愛いのは認めますが、ゴキブリが我々人類のにっくき敵であることに変わりはありません。

私はゴキブリを愛護しようという目的でこのコラムを投稿しているわけではありません。

 

不快害虫という側面

見た目の気持ち悪さで人間に不快感を与える虫を「不快害虫」といいます。

 

家に住み着く習性はあって見た目から虫が苦手な人には嫌われているけれど、人間に一切害を与えない不快害虫の例としてカマドウマやクモなどがあげられます。

 

ただクモは不快害虫とは言っても、ゴキブリやハエを食べてくれる種類もいますので、益虫なのですが。

 

ゴキブリは見た目が気持ち悪くて嫌われていますので、この「不快害虫」でもあります。

 

衛生害虫という側面

さらにゴキブリは「衛生害虫」でもあります。

 

家の中の不衛生な場所に住み着いていて、その体に細菌やウイルスをくっつけて家の中を動き回っていますので、そのウイルスや細菌をばらまいているわけです。

 

しかもたちの悪いことにゴキブリ自身はその細菌やウイルスでやられてしまうことはありません。

 

人間が食べたら食中毒になるような腐った食べ物でもゴキブリは大丈夫なのです。

 

経済害虫という側面

また、あまり一般人にはなじみがないというか被害にあったことがない方が多いのであまり知られていませんが、

 

さらにゴキブリは「経済害虫」という別の害虫の称号まで獲得しています。

 

品物や家畜、農産物にまで被害を与えるのです。

 

ゴキブリは「衛生害虫」、「不快害虫」、「経済害虫」という3つの称号を得ている、害虫なのです。

 

このコラムを読んで、ゴキブリ可愛いかもって思ってしまった方もいるかもしれませんが、そこは勘違いしないでくださいね。

見つけたら、積極的に駆除するようにしましょうね。

 

海外では好かれているゴキブリもいる

日本人にはこうして嫌われているゴキブリですが、海外では人間に好かれているゴキブリもいます。

 

食用として知られているゴキブリや、ゴキブリをペットして飼っているのが一般的な国まであるのです。

 

あのにっくきゴキブリが?と思いますよね。世界って広いし、いろんな人がいるんですね。

 

マガガスカルゴキブリというゴキブリは食用として知られていますし、ペットとして飼われています。

 

イッテQというテレビ番組でお笑い芸人のイモトアヤコさんが食べたことでも話題になりましたね。

 

マダガスカルゴキブリは翅がないので飛びませんし、餌も果物や植物ばかり食べています。

 

なので、不衛生ということもなく、食べても何も害はないのです。

 

また、人家に住み着くこともありませんので、害虫だとは認識されていないのです。

 

イモトアヤコさんはマダガスカルゴキブリを食べておいしいとコメントしていました。

 

自分も一度食べてみたいと思った方も中にはいらっしゃるかもしれませんね。

 

ただ、私は無理でした。

 

「へー。食べられるゴキブリがいて、そのゴキブリ食べる人いるんだ!でもゴキブリでしょ! 無理!ありえない!」と思いました。

 

日本でもマダガスカルゴキブリは見られる

ちなみにマダガスカルゴキブリを見てみたいと思った方はわざわざ海外までいかなくても日本でも上野動物園や多摩動物公園で見ることができます。

 

動物園にもいるぐらいですから、そこそこ人気があるんですね。

 

小学生には人気があるらしく、まるでポケモンのように好かれています。

 

中国では漢方薬にゴキブリは使われている

また、中国ではゴキブリは漢方薬の材料にも使われています。

 

工場で人工的にゴキブリを大量に繁殖させて、育ったゴキブリを材料として使うのです。

 

ゴキブリから抽出できるエキスがガンの治療や炎症の軽減、免疫力の向上、胃腸炎、十二指腸潰瘍、結核の治療などに役立つと考えられています。

 

将来的にゴキブリを食用にする可能性も?

ゴキブリはその生命力の高さから、人類や他の動植物が死滅するような環境になっても生き残ると言われています。

 

そんな未来は想像したくもありませんが、食糧難で、他に何も食べ物がなくなってしまったような状況になったら日本でもゴキブリを食用にせざるを得ない状況もありえるのかもしれませんね。

 

そんな未来が訪れないことを祈りたいと思いますが 笑

 

ゴキブリに一番近い鳴き声の虫は?

ゴキブリの鳴き声はセミにも似ていますが、ゴキブリに一番近い鳴き声が近いのはどんな虫なのでしょうか?

 

それはカネタタキという虫です。

 

あまり聞いたことがないのではないでしょうか?

 

このカネタタキはバッタ目、キリギリス亜目、コオロギ上科なのです。

 

カネタタキという名前は、鐘を叩いている音に鳴き声が似ていることが由来しているそうです。

 

要するに簡単にいえばカネタタキはコオロギの仲間なのですね。

 

見た目はゴキブリとは全く違うので見間違えてしまう心配はありません。

 

カネタタキは鳴き声が2パターンある

カネタタキは普段は「ちっちっちっちっち」という鳴き声を出します。

 

ただ、この鳴き声オス同士が近づくとお互いを意識して変わるのです。

 

「ちるる!ちるる!ちるるるる!」のようにお互い競い合うような鳴き声になります。

 

「ここは俺の縄張りだから出ていけ」とか「この近くのメスは俺が求愛してるんだから手を出すな」とかお互いを警戒しあっているんでしょうかね。

 

カネタタキもゴキブリと同様に駆除の対象

見た目は似ていませんが、他にも悪い点でカネタタキはゴキブリと共通点があるのです。

 

カネタタキもゴキブリと同様、家の中に侵入してきて住み着いてしまうという習性があります。

 

そして物陰に隠れる習性がありますので、見つけることも難しいでしょう。

 

ですからカネタタキも、家の中に潜んで鳴かれたりしたら大変ですよね。

 

更にはオス同士が家に住み着いて「ちるる!ちるる!ちるるるる!」のようにやりだしたらたまったものではありませんよね。

 

鳴き声さえ出さなければ、害はないのですが。家に入ってきたら、やはりゴキブリと同様に駆除すべき対象になります。

 

ゴキブリホイホイなどで捕まえることもできます。そんなところまでゴキブリと共通点があるのです。

 

まとめ

ここまで読んでみていかがでしたでしょうか?

 

可愛い鳴き声で鳴くなんて、まだまだ知らないゴキブリトリビアがありましたね。

 

可愛い鳴き声で鳴くとしったところで、あのにっくきゴキブリが愛おしく感じられるなんてこと私は全くありませんが、みなさんはいかがでしたでしょうか?

 

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