- カマキリの幼虫へのエサや飼育・育て方は?
- カマキリの種類の見分け方は?
カマキリって、カブトムシやクワガタと同じく子供には人気の昆虫ですよね。
カマキリの幼虫を育てるならエサや飼育・育て方はどうしたらよいの?
カマキリの種類はどうやって見分けるの?
このコラムではカマキリの幼虫の育て方やカマキリの種類の見分け方について紹介していきたいと思います。
カマキリの幼虫へのエサや飼育・育て方は?
カマキリの幼虫を育てるならどのようなエサをあげたらよいのでしょうか?
カマキリの幼虫にあげるエサは?
基本的には生きてるエサをあげるのが一番です。
ただ、幼虫のカマキリは成虫のようにコオロギなどをあげても食べられません。
生まれて二週間程度は特に小さいエサを与えるようにしないといけません。
たとえば
- ショウジョウバエ
- クチキバエ
- キノコバエ
- サシ(ハエの幼虫)
- ブドウ虫(ガの幼虫)
- ssサイズのコオロギ
そんなものどこで手に入るの?買うのって思うかもしれませんがタダで手に入るものもあります。
例えばショウジョウバエです。
バナナなどの果物の皮を籠の中にいれておけばよいのです。
すでにカマキリを飼っている虫かごならば、カマキリはでれないけどコバエは入れるほどの隙間を空けておきます。
そうすると、勝手にショウジョウバエが勝手にたかってきますので、それがそのままカマキリのエサになってくれるのです。
まさに飛んで火にいる夏の虫ってやつですね 笑
ssサイズのコオロギなんかはお店で売ってますのでそれを買って与えましょう。
ただ、カマキリの幼虫だからといってずっとこれらを与えているのではだめなのです。
なぜならカマキリは成長が非常に早く、二週間程度であっという間に大きくなっていきます。
生まれてから二週間程度たって成長したカマキリの幼虫であれば、上記にあげたような小さいエサではだめでもっと大きいエサをあたえるように切り替えます。
おすすめなのはミルワームという釣りのエサにつかわれる虫や小型のコオロギです。
これは釣具屋さんでも売っていますが、通販でも買えますよ。
同様にエサ用のコオロギも通販で買えます。
生きてるエサって捕まえるのも面倒だし、わざわざお金を出して買ってくるのも面倒って思う方もたくさんいますよね。
またミルワームみたいな虫ならば、ともかく生きているコオロギをカマキリのいる虫かごに放り込んで、そのエサにするってのは抵抗ある方もいますよね。
かくいう私自身も生きてるコオロギをそのままカマキリの虫かごにいれてカマキリの餌食になっているところは見たくありません。
ちょっと余談になりますが、小学生のときに教室でカマキリを飼っていたことがあったのですが、そこにエサとコオロギを入れた子がいました。
それに気づいた担任の先生が「自然に生きているコオロギがこれまた自然の中に生きているカマキリに捕らえられて食べられてしまうのは、しかたないと思いますが、わざわざカマキリのいる虫かごにエサとしてコオロギをあげるのはかわいそうだからやめましょう。」って注意していたのを覚えています。
それは子供のころの話ではありますし、確かに今考えても子供にそんな残酷なことをさせるのはちょっと良心が痛んでしまいますし、担任の先生もそれを考えておっしゃったんだと思っています。
コバエやゴキブリみたいな害虫だったらなんとも思いませんが、それでも生きてるエサを食べるところはちょっと生々しすぎて、見ていたくないですね 笑
またこのような生きているエサを与えるのが嫌であれば、そうでないものもエサになりますよ。
たとえば下記のようなものがエサになりますよ
- ヨーグルト
- プリン
- ハム
- プリン
- パン
- まんじゅう
- 干しエビ
- かまぼこ
- 豆腐
何でも食べますね、
要はやわらかいものなら肉や魚はもちろん、お菓子なんかまで食べるってことなんですね。
普通に家庭で出た食べ残しの生ごみなんかを与えていれば、間にあってしまう感じでよね。
ただこれらをあげる場合、無添加のものを選んで与えましょう。
しかし、カマキリは基本的に生きているエサを捕まえて食べる習性がありますので、こういうエサをただ虫かごの中にいれてあげただけでは食いつかない可能性があります。
なので、そういったエサをひもでしばってカマキリの前でゆらゆらと揺らしてあげましょう。
それでカマキリは生きたエサだと思い込んで食いついてくれますよ。
エサ以外にカマキリの幼虫を育てるときの注意事項は?
また、カマキリを育てる場合にはエサだけではなく、水分も欠かさないようにしてあげましょう。
虫かごにだっしめんなどをいれておいて、定期的に霧吹きで水を吹きかけてあげましょう。
カマキリが脱水症状にならないように気を配ってあげてくださいね。
そうしないとすぐに死んでしまいます。
あと、カマキリを買うときは幼虫であれ、成虫であれ、二匹以上飼うときは必ず別の虫かごで飼うようにしてください。
二匹以上が同じ虫かごにいるとお互いを自分のエサだと思い込んでエサの有無にかかわらず共食いをしてしまう性質があります。
同じ仲間のカマキリだろうが、生きて動いているものは全て自分のエサだと認識してるんですね。
なんとも恐ろしい本能ですね。
カマキリの種類や見分け方は?
一口にカマキリといってもその種類はたくさんあります。
羅列してみると
- コカマキリ
- スジイリコカマキリ
- ヤサガタコカマキリ
- ヒメカマキリ
- ハラビロカマキリ
- オオカマキリ
- チョウセンカマキリ
- オキナワオオカマキリ
- ヒナカマキリ
- ウスバカマキリ
といった感じです。
こんなにたくさんいるんですね!
ただどのカマキリか種類を見分けるのは特徴を頭にいれておけばそう難しくありません。
これらの10種類のうちのどれか特定する方法を説明してしまうと非常に説明が長くなってしまいますので、この中からもう少し絞り込む方法について説明したいと思います。
コカマキリ、スジイリコカマキリ、ヤサガタコカマキリ、ウスバカマキリ
これらの4種類は、共通の特徴があります。
- 腹部全体を覆うような大きなハネがカマキリの身体についている
- 前足に黒い帯がついている
これら2つの特徴が確認できれば、この4つのカマキリのいずれかだと判断できますよ。
ヒメカマキリ
以下の特徴を確認できたら、それはヒメカマキリだと断定できますよ。
- 腹部全体を覆うような大きなハネがカマキリの身体についている
- 前足に黒い帯は見当たらない
- 体長が4センチよりも小さい
ハラビロカマキリ
以下の特徴を確認できたら、それはハラビロカマキリだと断定できますよ。
- 腹部全体を覆うような大きなハネがカマキリの身体についている
- 前足に黒い帯は見当たらない
- 体長が4センチより大きく、4.5センチから7センチぐらいである。
- ハネに白い紋がある
オオカマキリ、チョウセンカマキリ、オキナワオオカマキリ
これらはオオカマキリという種類の仲間ですが以下の特徴を確認できればこれらのどれかだと断定できますよ。
- 腹部全体を覆うような大きなハネがカマキリの身体についている
- 前足に黒い帯は見当たらない
- 体長が4センチより大きい。4.5センチから7センチぐらいである。
- ハネに白い紋はない
ヒナカマキリ
以下の特徴がわかればヒナカマキリだと断定できますよ。
これは他よりも簡単ですよね。
- 腹部全体を覆うような大きなハネがカマキリの身体についていない
- 体長が2センチ未満である。
ちなみに大きなハネが見当たらず、体長が2センチ以上だとカマキリ科の幼虫ということになります。
この状態だとまだどのカマキリなのか特定できないわけです。
まとめ
ここまで読んでみていかがしたでしょうか?
私自身も小学生ぐらいのころにカマキリを捕まえたり飼ったりしてみた記憶がありますが、今回調べてみると知らないことがほとんどで面白かったです。
エサは小生物だけでなく、ほとんど何でも食べる雑食ですし、飼ってみるのも難しくなさそうですね。
カマキリについて!
昆虫・幼虫を飼育するコツ